節約術事故車・修復歴車を買わなくて済む方法

事故車・修復暦車を買わなくて済む方法はないのか？今まではどうなれば修復暦があるのかを一般のお客様が判別することは非常に難しいことですのでお客様が車を買うときに一番知りたい「事故車・修復暦車」の情報を知る方法はありませんでした。中古車業者に尋ねても「事故車ではありません」と答えるばかりでお客様だけでなく、良心的な中古車店も不信感を持たれる原因となっていました。
現在ではそのことを踏まえ、「評価点制度」によってお客様が程度のよい車とそうでない車、修復暦車や改造車が見分けられるようになりました。

代表的な評価基準はＡＩＳという検査専門会社による評価基準です。この評価は非常に厳格でトヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スバルのメーカー系中古車事業会社がAISの検査基準を採用し、オークネットとともに検査基準を統一。さらにAISを信頼のシンボルマークとして、中古車流通における信頼性の向上に努めるとともに、他の自動車メーカーや中古車事業者に統一基準の採用の動きが広がっています。

品質評価システム

高価な買い物であるクルマを購入するときは、状態のよいクルマを探すために慎重になると思います。
しかし店頭にあるクルマを見て、状態の良し悪しはわかりにくいものです。古美術品に鑑定士がいるように、クルマにも鑑定士がいて詳細に状態が判明していれば、安心して購入できるのではないでしょうか。

当店が販売している中古車はプロのクルマの鑑定士によって324項目に及ぶ車両状態の検査をして品質を評価した「品質基準」です。評価するにあたり、外装から内装まで車両状態の品質を検査することはもちろん、クルマに重要な骨格に至るまで検査をしています。独自のノウハウを集大成した、車両評価は最終的にS～0点の10段階評価の車両検査認定という形で表されます。

10段階の評価点

当店でも採用している検査員による評価基準についてご説明します。

このように車の状態を数値化して表現しています。上は新車同然のＳ点から下は修復暦車の０点までが一目瞭然に分かるようになりました。
当店ではお客様に安心して中古車を選んでいただくためにこの評価点をお見せしております。
さらに安心してご購入いただくために評価点４点以上の程度の良いお車から購入をしていただくことにしております。
良心的な中古車店はお客様に評価点で選ぶように働きかけておりますので是非ご活用ください。

外装の目安

★3つ	目立つキズ、ヘコミなどがなく、最高の状態です。
★2.5	キズ、ヘコミなどが少なく、良好な状態です。
★2つ	多少のキズ、ヘコミなどがありますが、中古車としては標準です。
★1.5	目立つキズ、ヘコミなどがあります。
★1つ	全体にキズ、ヘコミなどがあります。

内装の目安

★3つ	無キズもしくは軽微なダメージ。ほぼ新車のの状態です。
★2.5	目立たないキズダメージはありますが、良好な状態です。
★2つ	多少のキズ、ヘコミなら気にならない方にお勧めです。
★1.5	多少の加修を必要とする可能性があります。
★1つ	多少の部品交換を必要とする可能性があります。

ちょっとした修理や板金をしたからといって、それがすべて事故車になるというわけではありません。

事故車のことを、正式には「修復歴車」と呼んでいます。左の図にあるように、9つの部位を交換、修正、補修したクルマが「修復歴車」になります。
これは、中古車販売連合会、中古車査定協会、各オークション会場で統一基準となっています。例えば、「接触事故をおこしたので、その部分のキズとヘコミを補修した。」「いたずらで大きなキズをつけられたので、補修した。」このような補修だけでは、「修復歴車」にはなりません。

しかし、次のような場合はどうでしょうか？

■他の車にぶつけられて、バンパーを取り替えた。
■ドアをぶつけて、ドアをまるごと取り替えた。

このような場合でも「修復歴車」にはなりませんが、もし、ぶつけた際の衝撃で、上図の9つの部位が曲がったり、歪が発生していれば、これは「修復歴車」になってしまいます。修復をしていなくても、事故車という意味で「修復歴車」に該当してしまうのです。

もしクルマをぶつけた、又はぶつけられて修理に出す場合は、どの部位を、どのように修理するのかをしっかりと聞いておきましょう。
その上で「修復歴車」になるかどうかを、その修理工場の方に確認してください。なかには、クルマを安く買い取る目的で、修復歴車に該当しないにもかかわらず、修復歴車になると言って、安く買い取ろうとする業者も存在します。
その辺りは、十分にお気をつけ下さい。